悪い習慣の止め方

こんにちは。南町薬局金野です。

前回、生活習慣病の治療には、生活習慣を改善することと説明しました。

今回は習慣を変えるためにどんな事をすれば良いか、説明していきます。

まずは悪い習慣を止めましょう。頭で分かっていながらも、やめられないのが習慣です。

実は習慣化してしまうにはある条件があります。これを理解することが習慣をコントロールするために必要になります。

条件
1.手軽に手に入る、出来る
2.報酬がある、成果がある

簡単に手に入って気持ちが良くなるもの=習慣化してしまいやすいということです。
お酒を例に挙げましょう。

お酒が習慣になっている方は非常に多いですが、体に悪いことは皆さんご存知だと思います。
ではなぜ飲んでしまうのでしょうか。条件に沿って考えていきましょう。

条件1.手軽に手に入る、出来る
お酒が習慣になっている人はお酒が家からなくなることがありません。なくなる前に常に補充していることでしょう。

条件2. 報酬がある、成果がある
お酒を飲むと気分が晴れます。これがお酒をやめられなくなる一つの原因でしょう。ただしストレス発散方法はほかにもいくらでもあります。お酒だけがストレスを発散する唯一の方法ではありませんね。

こうしてお酒を習慣化していってしまいます。

ではお酒をやめようと思ったら、どうすればよいでしょうか。簡単です。この反対のことを行うようにすればよいだけです。

条件1.手軽に手に入る、出来る→簡単に手に入らなくする。

お酒をやめたいのであれば、家にはお酒を置かないようにしましょう。わざわざ外に買いに行かないと飲めない、店に行かないと飲めない状況を作りましょう。お酒を飲むことができるだけ面倒になるようにすることが大切です。

条件2.報酬がある、成果がある→罰則がある。損をする。

お酒を飲むと気持ち悪くなったら飲みたくありませんね。禁酒薬と呼ばれる薬を使えば可能になるのですが、アルコール中毒の方でないとお薬は使えません。

可能なのはとても高級なお酒を買うことです。高いお酒を飲みすぎるとお金が無くなってしまいます。きっと大切に少しずつ飲むはずです。無駄にして損をしたくないですからね。そして高いお酒は不純物が少ない精製されたものが多いので、安いものよりかは体にも良いはずです。

これは一例ですが、何となく考え方をご理解いただけたら嬉しいです。

今回はお酒を例に挙げましたが、お菓子も同じような方法をとることができますね。

大切なのは、嗜好品をたまの贅沢にすることです。毎日の習慣にしてはいけません。

ぜひチャレンジしてみてください。

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